暖かい季節を迎え、ご自宅の庭などで毛虫を発見して、駆除方法などを調べている方もいるのではないでしょうか。
毛虫は一匹見つけると、他にも複数隠れている可能性があり、刺されると危険なので見つけたら速やかに駆除した方が安全です。
そこで今回は意外と厄介な毛虫の安全な駆除方法などを徹底解説させていただきます
毛虫が増える時期は?

種類によって違いますが、春頃から姿を現し、6~8月に大量発生してあちこちで見かけるようになり、毛虫が足元に落ちている場合などは、うっかり踏んでしまわないように注意が必要で特に素足で踏んでしまうと針が刺さることもあるので危険です。
暖かい季節には屋外でレジャーを楽しむ場面も増えると思うので、周りに毛虫がいないかもよく確認しておきましょう。
毛虫の死骸も危険
毛虫の死骸が落ちているのを見かけることもあると思いますが、死んでるから安全だと思われがちですが、毒は死骸の針でも含まれており、毒針に触れると痛みや痒み、皮膚の炎症などが現れるので十分注意しましょう。
抜け落ちた毒針でも症状が出る場合もあるので、死骸を見つけたら、そのまま放置せずにきちんとその場から取り除いておくようにし、取り除いた後の地面にも欲張りが落ちている可能性があるので水で洗い流しておくとより一層安心です。
毛虫が発生する原因とは?

何気なくご自宅の庭木の葉の裏を覗いてみたら、 大量に毛虫がいたという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
どうして急に毛虫が大量発生したのか、その原因について説明させていただきます。
毛虫が好む植物とは?
毛虫が多いと思ったらもしかするとそこには毛虫が好む植物があるのが原因かもしれません。
柔らかい歯がよく茂る植物は毛虫に好まれやすく、桜や梅、楓、椿などの植物は注意しましょう。
毛虫が大量発生しやすい条件とは?
毛虫が大量発生しやすい条件として、毛虫の卵を好んで食べる鳥やカマキリ、スズメバチなどの天敵が何かの理由によって減ったり、偶然にも天敵から見つかりにくかったなどの可能性が考えられます。
鳥やカマキリ、スズメバチなどが適度に卵を食べてくれることにより毛虫の大量発生を抑えられるので、 思い当たることがないか確認してみてください。
毛虫は発生する前の予防も大事

毛虫は一度大量発生してしまうと、駆除もなかなか大変です。
毛虫になってしまってからだと毒針に刺される危険もあるので、できれば毛虫になる前に予防しておくと良いでしょう。
そのためにも冬場の落葉期に葉の裏側などをこまめに観察し、もし卵を見つけたら速やかに駆除すると安心です。
なお、熱湯をかけて処理すれば薬品を使用しなくていいので簡単です。
毛虫の卵を見つけやすいように、普段から植木の剪定をこまめにするように心がけましょう。
予防のために根元や葉に薬剤を撒くのも効果があります。
毛虫の卵がたとえ孵化してしまっても、薬剤をまいておけばその薬剤を食べて死んでしまうので安心できますし、木酢液のような無農薬の液体を根元や葉に撒くのも効果的です。
毛虫の安全な駆除方法
【安全な駆除方法・1】薬剤で駆除
フマキラーから販売されている『毛虫用殺虫剤』なら毛虫を効果的に撃退できます。
ジェットタイプなら高い庭木でも、きちんとケアできて即効性と強力噴射でとても効果的だと大評判なのでおすすめです。
【安全な駆除方法・2】枝を伐採する
枝に毛虫が2匹いると、一匹一匹を駆除するのも結構大変です。
目で確認できる範囲の毛虫を駆除しても、他にもまだ孵化していない卵があの葉の裏などに付いてる可能性もあるので、枝を思い切って伐採すれば見つけずらい卵もまとめて駆除できますよ。
【安全な駆除方法・3】熱湯をかける
毛虫がついたままの伐採した枝は燃やしてしまうという方もいるかもしれませんが、焼いた時に毒針が空中に舞って肌に付着する危険性も否定できません。
50度以上の熱でチャドクガの毒は無毒化するので伐採した枝に50度以上のお湯をかけると簡単に撃退できます。
【安全な駆除方法・4】天敵を最大限に利用
毛虫を見るのも触るのも嫌という方には、天敵を利用する手段が最適です。
卵を取りに食べてもらえるように、毛虫がよく発見される木の周辺に餌で鳥を呼び寄せると、毛虫の卵を食べてくれるかもしれません。
【安全な駆除方法・5】業者に依頼する
毛虫が大量発生していて駆除しきれない場合などは、無理をせずに専門業者に依頼するようにしてください。
無茶をして駆除しようとすると、毛虫が反撃で毒を散らしたりする可能性があります。
毛虫の毒針が原因による皮膚炎になると、運悪く症状が重かったりすると死に至ることもあり、とても危険な可能性もあるので、潔く業者に依頼したほうが安全な場合もあります。
毛虫に刺されてしまった時の対処法
実際に毛虫に刺されてしまったらどうしてよいか焦ってしまうので事前に対処法を知っておきましょう。
もし肌に触れてしまった時は手で払い落とすのではなく、触れた部分にそのまま水をかけ洗い流してください。
石鹸を使うと、泡に毒針が紛れてしまい被害が広がってしまう可能性もあるので石鹸の使用はNGです。
痛みや痒みがある場合は、躊躇せずに皮膚科で受診するようにしてください。
小さなお子様は虫を見つけると素手で触りたがる場合も多々ありますが、絶対に手で触れたり顔を近づけたりさせないように気をつけてくださいね。
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